第二回東北被災地巡礼行(2012/06/01~03)

6/1深夜、浜松を出発した月例行は先週の「炊き出し&視察ツアー」と今週の「桜生育状況&南三陸の皆さんとの交流&被災地視察」というたくさんの課題を携えてのアクションとなりました。
今回参加の浜松のF氏は特に浜松市民として「明日のわが街」はどうなるか・・・という切実な問題意識をもっての参加でした。

一番気がかりだった「なじょにかなるさ~千年桜」とマイ桜2本は、現地のみなさんがとても気にかけてくださりみごとに根付いていました。                                          
 

桜はなんと水までもらっていました!

   

うれしい瞬間でした

  

浜のプロジェクトの事務所で皆さんと再会し現在の状況をうかがいました。

21棟の小さな仮設住宅が浜の皆さんの今の住まいです。その場所を
守るようにここにも千年桜が育っています。

津波はすぐ下まで押し寄せて、ここは見渡す限り「海」になりました。

やはり3:11の話はつきません

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秋からの植樹候補地もいくつか決まりました。
ここはおなじ南三陸市の海から切り立った崖の上の畑です。

ここに植えます!!

 

ここまで津波が来たんだよ~

この岩場はもちろん水没して流れて来た家々がごんごんとあたってこすれて流れていったそうです。

 

海ははるか下です。

ご自分でとった写真を大きく引き延ばしていて、ここでも津波の話はつきません

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今回の課題のひとつは、現地で復興に尽力していらっしゃるS氏と情報交換することでした。
今後たくさんの住宅をいつ、どこに、どんな形で建てていくかが復興の大きな課題です。その住宅建設が東北の真の復興につながるためにはやはりたくさんの叡智が必要です。住宅メーカーの安易な提案ではなく、東北の森、水、を守りながら美しい景観と健康な住環境を整えていく絶好の機会となりますよう私たちの活動も繋げていきたいものです。

 

その日は花巻まで足をのばし桜でご縁のできた南三陸馬場中山の方と一晩じっくりと話ができました。
それぞれの立場から今後できることを探っていきます。

帰路の途中仙台平野の名取地区を通り、F氏はあらためて、浜松市との類似におどろき、浜松の人たちがぜひこの辺りを見て「明日は我が身」の思いを強めて欲しいと感じたようです。実現に向けてひとつ課題ができました。