おこわ<強飯>は日本の伝統食

この季節に絶対一度は食べたいものが「くりおこわ」ですね
くりのほの甘さと餅米のずっとりほかほかっとした食感がくちにひろがるとだれでもお・い・し・いっ! とおもわず口にします

・お祝いごとやハレの食卓には小豆のおこわ「赤飯」

・寒い夜にはあつあつの中華ちまき

・みんなでわいわいいただく食卓に五目おこわ

餅米はうるち米(ふつうの米)のワンランク上位にいちずけられた伝統的食材です。
以前に田んぼをやっていた頃、冷たい水の入ってくる田んぼの水口付近に餅米を植えました。稲刈りのときは一緒に苅ってしまいますから、半透明なお米の中にぽつぽつと白い餅米が混じって、お米の味と食感がぐーんとあがったものです。

いろいろなおこわの炊き方がありますが、わたしはやはり木の蒸篭(せいろ)でふっくらと蒸し上げるのが好きです。蒸篭から盛んに蒸気の上がっている景色は台所に立つ喜びそのものと言っても過言ではありません

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ローザ流かんたんなおこわの炊き方

餅米3合をとぎ、ざるにあげておく

たとえばくりおこわなら前日、くりを2~30分熱湯につけておき皮がやわらかくなってからむき少量の砂糖まぶしにして冷凍しておく

カップ1 1/2の水にコブを浸し塩小さじ1 入れてしばらくだしを出す

それを鍋に入れて火にかけ、沸騰したらさっと水洗いしたくりと餅米をいれて撹拌しながら水分をすわせてしまい火を止める

セットして火にかけておいた蒸篭にむし布巾をしいて米をひろげて30分ほど蒸すと出来上がり
  
中華ちまきなら
ごぼう、人参、干し椎茸、筍などを適量せんぎりにし、鶏肉は細切れに。
             
カッブ1 1/2の水(椎茸の戻し汁加える)に中華だし(顆粒)と大さじ1の醤油 小さじ1の塩 みりん大さじ1、酒少々を加えてスープを作っておく
             
中華鍋にごま油大さじ1を入れあつくなったら鶏肉を最初に炒め、次に米がすきとおるまでゆっくり炒め、さらに野菜を加えて炒め、最後にスープをいれて沸騰させてばやく米に汁をすわせる

上記と同じく蒸篭にかけて蒸す

五目おこわなら同じ要領で炒めずに作る
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