福島レポート(2014年11月4日 )

明日は我が身の桜ラインは、いよいよ本格的な桜植樹の季節を迎えて、今期の植樹の計画を、具体化するための調査行と、桜を植えるどころか、ますます深刻さを増しつつあるフクシマの状況把握と改善のための支援行を、10月31日から11月5日、3泊6日で催行しました。

11月下旬から始める桜植樹行は、南三陸から気仙沼さらにその周辺と、次第に地域も広がり、植樹してほしいとの希望も数多く寄せられて、来年の4月の末までに、その全ての要望に応えるための計画と準備が、これまで以上に大切になってきました。
既にこれまで植樹行に参加したベテランの皆さん、はじめて参加するみなさん、私たちが訪れるのを待っていてくださる現地の被災者のみなさんの、ご期待とご要望にお応えできるよう、奮って参加してください。

さて今回は、あまり報告することのない、最新のフクシマ情報の一端をレポートします。

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11月4日、福島第一原発の20km圏のすぐ外に隣接する南相馬市の市民のみなさんが、10月10日の東京に引き続いて、福島市の復興庁福島復興局の現地対策本部を訪れました。

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この市民の皆さんは、避難勧奨区域内の8つの行政区の区長さんや区民のみなさんです。
この地域の放射線量を、市民自身の手で、丹念に繰り返し測定してみたら、原子力発電所内で作業するひとが、防護服など完全装備に身を固めて、ストップウオッチで時間を計りながら、駆け足で数十秒間だけ作業するのと同じような線量の場所が、そこら中にあることがわかり、避難勧奨区域の指定解除どころか、さらに広範囲に、これまで解除した地域をも含めて、改めて再調査再測定して、国民の生命と健康を守ってほしいと要望するための来訪でした。
ところが、一週間も前から知らせておいたにもかかわらず、担当の責任者は不在でした。
持って行き場のない気持ちをたぎらせながら、地域住民の半数を遥かに超える1200人以上の署名簿と、要望書を手渡しました。

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続いて福島県庁内の県政記者クラブで、先ほど署名簿と要望書を手渡したことについて、記者会見しました。
記者のみなさんも初めて耳にする、過酷な放射線被曝の状況の実情が、地域住民から口々に語られ、「そんなこととは知らなかった」「はじめて具体的に知った」との声が漏れました。
とりわけ、国が定めた原発作業者に対する放射線被曝基準を、はるかに上回る危険な環境の中での日常生活を強いるような、一貫性のない政府の施策には、記者の中からも「信じられない」「なぜ?」との声が上がりました。またそれを聞いた住民からは、マスコミのひとたちも、もっと勉強してほしいと声が上がりました。

明日は我が身の桜ライン実行委員会は、1日も早く、福島の被災地にも桜を植えたいと願っているのですが、そのためにも、これからもこのフクシマの状況の推移には、強い関心を寄せたいと思います。
フクシマの復興再生なくして、東日本大震災の復興も再生もありえないのですから。

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