明日は我が身の桜ライン・11月からの桜植樹期直前の調査行

あけて25日  なんときょうも

今回の調査行の目的のひとつに植樹した桜たちの成長ぶりチェックがあった。

この桜は第一回の記念すべき「なじょにかなるさ千年桜」
こーんなに伸びました!

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折しも通りかかった地元のおじさんが3.11の津波体験を話してくださった。
実は津波は「桜」よりもう少し高くまできたらしい。
少し上にある電柱まで登って逃げたこのおじさんはまさかここまでは来ないだろうと思っていたら水面はどんどんたかくなり、電柱にしがみついていたおじさんの膝あたりまで水が来たそうだ。あやうく難は逃れたものの生きたここちはしなかったらしい。
写真にはないが海はこのはるか下の方です。有に35~40mはある。

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この桜も元気だね

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を後にして、気仙沼市階上の地福寺にやってきた。
片山住職と歓談のあと次の候補地に案内してくださるとのこと。

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前の30本の植樹のときにお預けしておいた立て札にご住職の筆が入っていた!
大喜びのUさんと黒田事務局

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階上の海岸に近い畑。住人のHさんご家族が津波体験を話してくださった。どうやらご主人は顔だけ出して津波に流され、はるか後ろの一段低い線路に流れ込み助かったとのこと。流れる様子を妹さんが高い橋の上からみていたらしい。
そのときの様子を身振り手振り笑いながら話されるが、空恐ろしい話。
この畑に千年桜を植えることになった。

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帰路途中に気仙沼の「風の広場」に伊藤氏を訪ねる。
あの話題となった「共徳丸」を震災遺構に、と運動した伊藤さん。私たちも共感していたのだが、残念なことに解体されてしまった。気持ちも新たに、また次の真の復興めざしてがんばる伊藤さんには気仙沼のために頑張って欲しいです。

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今回の旅もたくさんの出会いと収穫がありました。
3.11から三回目の冬が近づいています。すこしづつ前進しながらも、みなさんの悪戦苦闘は変わらないように感じます。もしかしたら、もっともっと苦悩は深刻になっているのかもしれません。たくさんの方たちから、「あの日」の生々しい
体験をうかがいました。「明日は我が身の桜ライン」の果たす役割が少しづつ大きくなっていると感じる旅でした。

2013/10/15 R.Kuroda

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