コース候補地を視察して

今や良く知られていることであるが、日本の山林の多くは戦後の植林政策の基づく、杉ひのきを中心とした人工林である。
ここ作手でも例外でなく、少し山に入ると、杉林が続く。そして当然、よく言われているように、山林の整備が行き届いている所も少ない。全く人の手が入らず鬱蒼として、やせこけた杉が乱立する林は他地域に比べて少なく感じるが、それでも人の手が入ったとしても、切り捨て間伐が精一杯で、倒木が地面に重なり合い、地表には光が届かない。

案内されたMTBフィールド候補地の山も杉林であり、現状切り捨て間伐による倒木があちらこちらに地面に転がる。
しかし、比較的こまめに人の手が入っていたのか、特に頂上付近では木の間隔もゆったりしていて、地面に柔らかな光も届いている。そのため良くある杉林に入った時の怖い感じはまったく受けなかった。
倒木を上手に片付けて、少し手入れをしたら、素敵な遊び場になるのではないかと希望を膨らませることが出来た。
もしかしたら、少し広葉樹を増やしていったら、枯れている沢なんかも出てくるかもしれない。

森林整備により枯れていた沢が復活した場所

 

伐採した樹木は薪等クリーンなエネルギーとしても活用される

作手のMTBツーリングマップ
山の力で考えていることは、こうした個人所有の小さな山を、少しづつ整備してMTBで遊べるように整備をして、そのうち作手全体がMTBフィールドになったら素敵ではないかと言うプラン。
いつか作手のMTBツーリングマップが作れたら最高だ。

まずは、MTBで気楽に遊びたい人を集めて山の整備から始めたい。
自然に近い遊びを楽しむ仲間が力を合わせることで、夢のフィールドが現実となるものそう遠く無いだろう。