いよいよ桜を植える季節、今回は豊田市のUさんが参加してもりだくさんの旅でした。
いつもと同じ夜走りで、松島湾で朝を迎えました。
松島は、点々と島が浮かび、そのおかげで津波の被害は最小限ですんだ場所です。
しかし、湾を囲む両端の七ヶ浜と東松島は、津波被害も大きく、復興も進んでいません。
今回の旅の始まりは、風光明媚で知られた七ヶ浜からです。
海岸線も、松林群もズタズタですが、元気いっぱいのサーファーさんたちが、もう帰って来ていました。
東松島は、外洋から松島湾に津波が抜けて行った場所もあり、大きな塩水湖と湿原ができています。
鉄道もズタズタに引き裂かれ、ご覧のような姿です。
この写真は、仙台と石巻を結ぶ、かつての仙石線の「野蒜駅」の現在です。
線路は砂に埋もれ、駅も冷たい海風が吹き抜けるのみ・・・・今は電車にかわってバスが運行しています。
お昼に南三陸到着、強風のなか行き着いたのが「きらきら丼」でした!
「さんさん商店街」にて
まさに冬の贅沢な味覚が満載です!
そして、この日の目的地、平成の森の一画にある縄文式縦穴ミーティングルームこれも支援者のアーティスト仲間が心を込めて手づくりした、こだわりの建物です。
被災地の海岸線全域に計画のすすんでいる、巨大防潮堤について、地元の方たちと支援者の懇談会があり、遠方からの「明日は我が身の桜ライン」も参加しました。牡蠣の漁師さん、研究者、生態系の専門家、支援者、報道関係者と様々な方達とともに、現状と今後の取り組みについて、活発な話し合いがもたれました。
なんとか美しい豊かな海岸線と、美しい暮しが成り立つように、みんなの力を結集したいものです。
地元の被災者だけの問題ではなく、日本中のひとびとにとって、これからの日本をどうつくるかという、切実な問題だと感じました。
国民全体の運動にしなければならないと、心に銘じました。
歌津 泊浜の「泊崎荘」にようやく落ち着いて、まずは今年の桜ラインにカンパ〜イ!の御一行です。