4月10日 大震災から、ちょうどひと月経ちました。
この日のために、被災地から取り寄せたもち米「ミヤコガネ」で、餅つき大会を開きました。
私たちの気持ちが、被災地のひとびととひとつになるよう、そして一日も早く、世界中が未来を感じ、希望が持てるよう、ひと搗きひと搗きに想いを込めようと、一日村びととなって、「夢千年の暮らし始めよう」の呼びかけに応えたひとびとが集いました。
山里の暮らしには、めでたいにつけ、愉しいにつけ、悲しいにつけ、何か特別な日には、餅つきはかかせません。
そして時は春、あたりは一面やわらかいよもぎが芽吹いています。
「夢千年」豊作祈願、無病息災祈願、国土安全祈願、原発廃棄祈願、春季大祭 兼 東日本大震災被災者救援義援金募集大餅つき大会です。
摘み立てのよもぎで草餅もつきました。
鮮やかな春の色です。きっと被災地にも、芽吹いていることでしょう。
特製の手作り餡を包んで、春のぼた餅もたくさんできました。
餅つき初体験のひと、はじめて杵を手にするこどもたち、手返しに挑戦してみる人もあり、笑いがいっぱいの一日でした。
この笑顔を、被災地に届けたいと、みんなが願いました。
すっかりおなかもいっぱいになった頃、参加者のひとりのヨガのインストラクターのご指導で、春の陽射しを浴びて、高原の草原の上の、ヨガ教室が始まりました。
ほとんどの人は、ヨガは初体験。
気持ちのいい山の空気を胸いっぱい呼吸するだけで、もう気持ちも身体も、こんなにリラックスしていくのがわかります。
いくつかのポーズをするうちに、いつのまにか心も身体も、温かい春の空気に溶け込んでいきました。
震災からの復興とは、みんながこんな気持ちになれることではないかと、心の底から感じるひとときでした。
次回5月からはじまる、炭焼き窯修復プロジェクトの中心の炭焼き人杉野さんには窯の今の状態をチェックしていただきました。
秋にはなんとか炭焼きにこぎつけて、火を入れるのが待ち遠しいばかりです。
炭焼き小屋や、かまど小屋、薪置き場、の”建設計画”もあるようですし、ヤギや鶏たちの住まいの新築計画もあるとも聞いています。
なんだか、愉しい一年が始まりました。
今回のお土産。新鮮旬の野菜とつきたてお餅。
次の日おいしく頂きました。